62歳からの楽しい起業

ロビームにまつわる研究内容や所感を日々記録します。

ジャロッズ

2003年から2004年にかけて、宇都宮の郊外、民間フィットネスクラブ「ジャロッズ」の立ち上げと運営(集客含む)のコンサルティング業務を受託しました。設計の段階から川崎ザバスの経験をふんだんに取り入れていただきました。事前準備に明治スポーツプラザの社員(清水さん)を常駐させました。フロント指導は児島さんでした。経営者の堀江社長ならびに奥様はとても人柄がよく話しているだけで楽しくなる方たちです。奥様は地元のお金持ちのお嬢様で社長は婿養子です。とても仲の良いご夫婦です。その後もお付き合いは続いており数年前に宇都宮市内で昼食をともにいたしました。お元気な様子でほっとしました。

コンサル終了後、傍らにスーパーが建設され賑わいもでてきて集客も安定、温浴施設も充実しており、お客様の評判もとても良かったようです。残念なことに、2011年、東日本大震災のときにプール天井が崩落するなど大打撃を受け、改修を断念、そのまま廃業しました。実に残念な結果でした。

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はじめての社員旅行

1996年3月、「ザバススポーツクラブ」(川崎)のスタッフを引き連れて千葉房総、社員旅行を行いました。前年は、開業直後の怒濤の一年でした。罪滅ぼしの旅行でした。「新しい酒は新しい裘に」などとバカなことを考えていたせいで、この旅行に同行した初期メンバーに多大な迷惑をかけました。私は取締役、店長でした。開業前計画の直前変更、カード作成不備、事故対応のまずさ、などなど、若気の至りでした。経験無視でした。リーダーがバカだと部下は酷い目に遭う典型でした。今でも大いに反省しています。

この旅行は、ようやく陰影が落ち着いて、自信を取り戻した頃です。私としては実に楽しい旅行でした。みんな元気で暮らしているかなあ…

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五十鈴市民プール

 明治スポーツプラザは、(水泳指導)と共同で五十鈴市民プールを運営受託(指定管理者)していました。

 2009年5月、新型インフルエンザ蔓延の影響で茨木市から運営中止の要請がありましたが、自粛期間中に水泳指導を実施していたことが発覚し大問題になりました。市民からの通報でした。

 早速、調査をしたところ、水泳大会に出場予定の選手指導で、保護者からの了解は得ていたものの、違反事実があることが判明しました。現場責任者の降格、管理者の処分(訓告)とともに茨木市に謝罪と改善を表明しました。

 市議会での追及は、他の大きな問題もあり比較的軽微でした。穏便な処分で済んだのは僥倖でした。私は社長として明治製菓役員から口頭で「厳重注意処分」されました。社長として深く反省いたしました。その後、サンメニティとの共同提案はしないことにしました。

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顧問

「顧問」という肩書きはあってないような、どうでもよい肩書きです。62歳で起業してから3社の顧問の肩書きをいただいています。元新聞記者の肩書き名刺を見たときには驚きました。それよりは実質があるような気がします。名刺の重みは、サラリーマン出身者にはよくわかります。ちょっと嬉しい自分が恥ずかしくもあります。皆さんの役に立てたらいいなあ…と思う今日この頃です。

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高槻市民プール

 2006年、4月より「高槻市民プール・芝生老人福祉センター」を受託しました。明治スポーツプラザ、山武の共同事業体でした。2期8年2014年3月末まで指定管理者に指定されました。2009年にプール事故、2011年は、春に大震災対応、秋はインフルエンザ対応、2013年は利用券の現金扱い不備など幾多の事件がありました。

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 2005年買収した東京ガススポーツ、公共施設担当、寺田次郎さんの主導のもと、提案書作成、山崎さんで組成、提案しました。高槻市の某スポーツ財団との競合でした。高槻市の抵抗は大きいものがありましたが、管理料が安いことと、明治製菓、山武のブランド力で勝利しました。
 勝利の喜びのあと、自主事業ができないことが判明しました。自主事業ができなければ赤字になることは必定の提案内容でした。寺田さん、山崎さんから「明治製菓の力で交渉してほしい」との泣きが入ったので、明治製菓大阪工場の小林工場長と一緒に副市長を訪ねました。けんもほろろの対応でした。「仕様書に基づき提案をいただき、審査の上で指定管理者に指定した。今更、変更はできるわけがない」当然の答えでした。1期目は、5年間で数千万円ほどの赤字がでたと記憶しています。2期目は利益がでたはずです。これも熱海マリンスパ同様の失敗でした。現在は「公益財団法人フィットネス21事業団」が運営しています。

マリンスパあたみ


 2008年4月「マリンスパあたみ」の指定管理者になりました。 開業式には、斉藤市長をはじめ、金メダリスト岩崎恭子さん、明治製菓の役員、河野さんに、ご挨拶をいただきました。テレビやなどに地元紙にも大きく取り上げられました。

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 寺田次郎さんの紹介で山崎隆司さんを紹介いただき、明治スポーツプラザも本格的に指定管理者ビジネスを拡張する陣容を整えました。その中で、現地の財団が運営していた温浴施設「マリンスパあたみ」の案件が持ち込まれました。

 組成は、明治スポーツプラザが代表企業、施設管理がNTTファシリティーズ、広告宣伝が日本行政研究所、レストラン運営が丸和運輸の関連社でした。丸和の和佐見社長とは何度か食事をしましたが、苦労人で傑物でした。

 前年の8月に獲得できたときは大喜びでした。年が明けて組成企業同士で金額のすり合わせをして驚きました。NTTが固定で多くの費用をとることになっており、リスク(売上が予定以下の場合)が明治スポーツプラザに掛かるような契約でした。経営者として不明を恥じなければならない事態でした。山崎さんを詰問しましたが埒があかず、結局、予算時点で年間1億円の損害を被る案件となりました。痛恨の結果でした。熱海市の斉藤市長に直談判しましたが、「プロポーザル資料通りにやってくれ」とのことでした。それは当然です。さらにレストラン経営の丸和運輸の関連社は、儲からないので1年で撤退しました。日本行政研究所もいつの間にかフェードアウトしました。踏んだり蹴ったりの結果でした。見積もりの間違いですが、全ての責任は私にあります。

 途中で投げ出せば、以後、他の市での合否にかかわることを勘案し、涙を飲んで損害を受け入れました。当時の施設長、横田さんの懸命の努力により、6年間の運営で予定より少ない損害金額でおさまりました。しかし、会社全体としては大きな打撃を被りました。痛恨の大失敗でした。損害規模は、千葉の買収失敗、新潟事業所の赤字運営に次ぐものでした。途中、東日本大震災でNTTに管理料をまけて貰ったり、マスターズスイミング大会を開催して儲けたりしましたが、焼け石に水でした。この年以降の指定管理の見積は全て自分で行いました。深く反省した結果です。

 「高槻市民プール」さらに「川崎市王禅寺プール」も苦労案件です。気分が滅入ります。経営者として恥じ入るばかりです。

メン・イン・ブラック

メン・イン・ブラック」を視聴しました。何度か観ていますが、今回、最後のシーンで感動しました。「おまえは相棒ではない、後継者だ、私の記憶を消せ!」「また会おう」「もう会うことはない」いいなあ…

そして、35年ぶりに意識を取り戻して奥さんと一緒に写っている新聞記事が出てきました。途中でKが密かに彼女を観察していたシーンが見事な伏線になっています。何度観ても素晴らしい映画です。

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スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を担当、ローウェル・カニンガムのコミックをもとに地球上に存在する宇宙人を監視する秘密組織「MIB(メン・イン・ブラック)」の活躍を描くSFアクションコメディ。主演にトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミス。ニューヨーク市警の若き警官ジェームズは、追跡していた犯人を目の前で逃してしまうが、そこへ黒服の男「K」が現れ、逃がした犯人が宇宙人であったことを知らされる。Kはジェームズの素質を見込んでMIBにスカウトし、ジェームズはMIBの新たなエージェント「J」としてコンビを組んで活動を始める。一方その頃、地球壊滅を企む昆虫型エイリアンが地球に侵入し、不穏な動きを見せはじめて……。1997年製作/97分/アメリ