62歳からの楽しい起業

ロビームにまつわる研究内容や所感を日々記録します。

武漢肺炎雑感

 毎日、毎日テレビは武漢肺炎の話題を追っている。新しい薬やワクチン、パチンコや芸能人の感染、話題に事欠かない日々である。最初に兄が「皆が感染しないと終わらない、年寄の私はどうなるかわからない」と言っていた。集団免疫の考え方である。さすがに医者だけはある。私は「突然死んだら、この事務所の始末はどうなる、家族はどうなる、ブログやフェイスブックの閉鎖はどうなる」などと些末なことばかりが頭に浮かんでいた。

 日本的解決法(ステイホームのお願い)を賞賛していたマスコミも、中国や韓国、また欧米の強権的な施策の方がうまくいっているのではないかと思い始めているが、甘やかされつづけている国民は、外出禁止令は嫌がるだろう。パチンコに行列ができたり、湘南海岸に人出がでると、半ばうらやましさも混じって、なじる。また感染者は生きているうちは犯罪者だ。死ぬと神様だ!

 4月半ばまで「ニューノーマル」を信じていた。武漢肺炎により新しい時代が訪れる不安と期待に胸打ち震えていた。逆戻りはない! しかし、BSプライムの若い学者の意見を聞いて考えは変わった。神戸大震災でも、リーマンショックでも、東日本大震災でも、その時は「変わる、変わべき」と大騒ぎしたが、結局、元の木阿弥で、経済一辺倒に戻った。若い学者は結果は不定と冷静に分析していた。「新しい世界観をもった独裁者に気をつけろ」と警鐘も鳴らしていた。今必要なのは「正しい言葉を使うこと」「死生観をもつこと」と言っていた。

 昨日、米国のゴールドジムが倒産した。日本のゴールドジムとは資本関係がないとはいえ、風評被害は免れないだろう。手塚社長は「潰れない、潰さない」と悲痛なコメントを出していたが、どうなるか結果は不定だ。資金枯渇が起きないことを願う。

 ロビームもどうなるか全くわからない。ただ、私自身は年金生活者なので最強の部類に入ってることは間違いない。高みの見物で申し訳ないが、それが現実である。明治スポーツプラザ、道南食品の社長でなくてよかったというのが本音である。

 国民は国がなにをしてくれるのかを求めすぎている。所得保障一点張りだ! 国は国で、皆さんの協力により感染はおさまると責任回避している。つまり感染がおさまるかどうかは国民のせいだと言っている。そして大坂や東京の知事の人気があがっている。経済不況による治安乱れが気になるところである。

 今の状況を、臨場感あるあいだに記しておく。

f:id:tao-roshi:20200508193852j:plain