62歳からの楽しい起業

ロビームにまつわる研究内容や所感を日々記録します。

ザバススポーツクラブ川崎 第一次集客

1994年11月275日より3日間のオープニングキャンペーンを行いました。3日間で約2700名の集客でした。大成功でした。当時の業界新記録の数字だと言われました。入会金2万円、月会費9000円とうい当時の価格破壊です。特にオープン時は入会金2000円と打って出ました。川崎の最新鋭オフィスビル、ソリッドスクエアの高級感溢れる場所で、安い入会金と月会費、価値と価格のギャップに成功の鍵があったとコンサルタントの中島先生は後に語っていました。

前日まで準備に追われ床屋に行く余裕がなく長髪のままの突入でした。前日、アルバイトさんたちに「私の計画です、あくまでも計画なのでうまくいかないかもね」と発言して宣伝担当をしていただいた協力会社、アバンギャルドコンプレックスの青木社長に怒られました。代表が「なんちゃってね発言をしてはいけない」と。夜、学芸大学の行き付けのスナック「ステラ」で飲んで、ママと帰り道をご一緒しました。狭い十字路で思わず空を見上げると満天の星空でした。「精一杯準備した、明日上手くいかないかもしれないが、本望だ」と妙に静謐な気持ちになりました。お客が集まらなかったら床屋にいって気分を変えて、皆に敗戦の弁を語ろうとなどと考えながら碑文谷の社宅まで歩いて帰りました。

翌日、早めに出勤しました。驚きました。入会申し込みまでまだ2時間余りあるのに十数人の行列ができていました。「えっ!なんで」が第一印象です。その日の入会は600名、翌日は800名、最終日は1300名の集客を行いました。動画を撮りました。そのときの私は茫然自失の姿でした。ものすごいお客様の数にたじろぎ、足下のゴミを一生懸命拾っている図でした。人は大成功のときも戸惑うということをはじめて知りました。

集客が終わった次の日、入会申込書の山に、また茫然自失。たじろぐ私でした。

f:id:tao-roshi:20180419142038j:plain